10月28日 狭山事件全国集会
10月28日に日比谷野外音楽堂で行われた「狭山事件の再審を求める市民集会 東京高裁は11人の鑑定人の証人尋問とインク鑑定の実施を!」に参加して来ました。主催は、狭山事件の再審を求める市民集会実行委員会です。27日夕方から萩の茶屋南公園向かいにあるふるさとの家で集会と勉強会を行い、あいりんシェルターと併設している特掃詰所で食事を摂り、勝利号に乗って東京へ。
パンフレットの内容と釜ヶ崎解放 2022年10月11日号を記しておきます。
狭山事件の再審は大詰めを迎えます!再審を求める署名でみんなの声を東京高裁へ届けよう!
みなさんご存知の狭山事件をめぐる再審請求はこの8月の終わりに、弁護団が新たな証拠の鑑定をめぐり、鑑定人の尋問をして、新鑑定を採用することを要求しました。
これにより再審請求は、鑑定人の尋問をし、新証拠をめぐる再審が始まるのか、尋問を拒否し再審請求を却下するのかという最終段階に入りました。
狭山事件は発生から59年が経ち、24歳で逮捕された石川一雄さんは83歳になっています。59年もの間「殺人犯」の汚名を着せられ続けることなどあってはなりません。
今から40年以上前、この裁判のことを知った人たちはどの証拠をとってみても怪しい、二度の家宅捜査の後、立ち寄った警察官が背丈ほどの高さの鴨居から見つけた「物的証拠」の万年筆、しかも当日被害者が書いたものと違う色のインク。脅迫状と本人の筆跡の違い等々。それら検察が隠してきた「証拠」が弁護団の努力により協議の過程で少しずつ出され、進歩した科学鑑定ではっきりと間違っていることが証明されてきました。
しかし、国家の威信をかけて犯人をでっち上げたことを認めさせるのは大変です。裁判所が新鑑定=新証拠を見て見ぬふりをしてこれまでの書類審査だけで審理を打ち切ってしまえばおしまいです。
弁護団の法廷闘争だけでは足りません。正義を実現するには大きな世論での後押しが必要です。ぜひ、署名にご協力ください。
石川一雄さんが元気な内に無実を晴らすためには最後となるでしょう。
警察や検察のメンツを護るために、被差別部落出身だからとか、日雇い労働者だからとか、日本国籍じゃないからとか、そんなことで冤罪を押し付けられることなどあってはなりません。是非皆さんの声で、国家権力(警察、検察、裁判所)のメンツのために部落差別を使って生け贄にされた石川一雄さんの正義を勝ち取り、国家の横暴と闘いましょう!
- 科学鑑定で再審を!
- 10月28日
- 日比谷野音へ集まろう!
- 11月7日
- 大阪市民の会集会!
- 3月21日
釜ヶ崎解放 2022年10月11日号
原発も基地(戦争)も差別も失業・野宿もない社会へ 10月16日京都(円山公園)へ!
釜ヶ崎の仲間のみなさん!
京都の仲間たちから、「変えよう!日本と世界」と題する集会・デモが呼びかけられている。
「原発も基地(戦争)も差別も失業・野宿もない社会」に向け、釜ヶ崎の「新たなしくみ」を目指す斗いの更なる前進に向けて、この10.16闘争に「勝利号」ではせ参じ、その斗いの一翼をしっかりと担っていこう。
この集会だけではない。10月28日には、いよいよ大詰めを迎える狭山再審闘争の勝利に向けた東京(日比谷野音)での全国集会も予定されています。釜ヶ崎では、前日の27日に、ふるさとの家で集会(その後「勝利号」で東京に向かう)を行い、また、再審を求める「署名活動」も強化しようと考えています。
更には、11月6日に、関西新空港反対!泉州現地集会が呼びかけられています。
釜ヶ崎の仲間のみなさん!
このように、今秋は闘争が連続します。「斗いのあるところには必ず勝利号がある!」「斗いのあるところには必ず釜ヶ崎解放の旗がある!」という伝統を守り、今秋期の斗いを斗い抜こう。斗いの一翼をしっかりと、責任を持って担っていこう。
ウクライナ戦争は、泥沼化し、また世界中で軍事的緊張が強まり、戦争に向けた動きが加速しています。
こうした中、自民党岸田政権は、日米安保の臨戦化を推し進め、東アジアでの軍事的緊張を作り出している姿を隠そうとしていません。
それどころか、「安倍国葬問題」「統一教会」では完全に開き直り、臨時国会も強引に乗り切ろうとしています。
また、急激なインフレによる人民の生活の危機にまったく対応できず、支持率だけを下げ続けています。
今回のインフレは、ウクライナ戦争やコロナに主な原因があるのではなく、円安誘導だけであった「アベノミクス」そのものが根本的原因だ。「アベノミクス」の継承を主張する岸田政権には解決できない。
10.16闘争を皮切りに、今秋期闘争を斗い抜こう。釜ヶ崎では「特掃」賃金大幅賃上げを、釜ヶ崎労働者の団結で実現しよう!